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仲介業者の典型的な悪質手ロ、『干す』に注意

カテゴリー:建物の手帳 

 新聞の折込や郵便ポストに投げ込まれる不動産会社からのチラシで、

『あなたのお住まいの地域の土地を探している人がいます。』

『あなたのマンションの購入を希望している人がいます。』

といった趣旨のチラシを見かけることがあると思います。
 こうした広告チラシは、ほんの一部を除き、悪く言うと"おとり広告"で、

多額の宣伝広告予算を使う、大手不動産会社の、売却見込み客獲得手段の1つです。
 首尾よく売却希望者が現れると、『相場よりも高く売却します。』と約束し、

専任媒介契約[他社に売却は頼めず、一社のみ仲介を行う]に導きます。
 この流れで、早く購入希望者が見つかり、とんとん拍子で売買がまとまるならば、

売却希望者にとっても好都合です。
 ところが、中には悪質な不動産会社(悪徳な営業マン)も...。
 いったん仲介を引き受けると、

その不動産物件のインターネット上の広告掲載も、営業活動も一カ月、二カ月としないまま

放置するのです。

売るための努力が為されなければ、引き合いもありません。

売却希望者は焦り始め、弱気になるのです。悪徳業者はそれを待ちます。それから、

『価格を安くすれば売れます。』

と物件の売却価格を引き下げるように促します。
 相場よりも安い値段だと、購入希望者を見つけるのが容易なので、

悪徳業者は楽に(コストも努力もわずかなままで)購入業者を見つけることができ、

売却希望者と購入希望者の双方の売買を取り持って、双方から正規の手数料を得るのです。
 手数料を売り手、買い手の両方から貰う不動産取引を両手取引と言います。

 この両手取引を目論むために、

悪徳不動産会社が売却を任された物件を"塩漬け"にする行為を、

不動産業界では『干す』と呼んでいます。