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菊名物語 4 設計事務所をどのように選定(その2)

カテゴリー:建物の手帳 

今回は設計事務所の決定をもう少し詳しくご説明しますと、銀行紹介のA社はゴテゴテのバブルデザイン、B社は菊名駅周辺によくある15㎡~20㎡の学生向きワンルームと同じプラン、E社は雑誌に出ているようなモダンなプラン[採算無視]と尊大な人柄[お施主様の話を聞いているようで、実際は無視]、残りのC社とD社が素晴しい企画プランを提示されました。選考の結果、C社に決定しました。

C社に決まったポイントは構造計画の違いで、D社はラーメン構造、C社は壁式構造です。

簡単に2つの構造の違いを説明をしましょう。

ラーメン構造と壁式構造の大きな違いですが、ラーメン構造は①間取り変更が自由、②高層化ができる の2点です。

壁式構造は①部屋が広い[柱・梁が部屋にでない]、②地震に強い、③防音性と遮音性が高い[今回は特に戸境壁が18cm・20cm厚コンクリートのため]の諸点です。

菊名計画は一般のワンルームの2倍の広さと日影規制とワンルーム規制のため4階建てになり、壁式構造の欠点[間取変更がしにくい・高層化が困難]の影響が皆無となります。そこで、D社でなく、C社(Taka設計室 田口剛章)に決定しました。

お施主様、私、設計の田口氏と菊名物語1 の4つのポイントを反映させて設計概要を決定しました。

耐震性・防音性 壁式構造 外壁厚20cm 戸境壁18cm 床厚18cm  

耐久性 コンクリート打ちっ放し外壁20cm(タイル・石材・金属パネル等は貼らない)→コンクリートのかぶりが2㎝増しのため、コンクリートの中性化から鉄筋を守る働き(コンクリートの中性化は10年で1㎝進むので、今回、鉄筋はかぶり厚が2cm増すことから、20年以上も寿命が延びる)と1壁あたり、垂直方向の重さに耐えられる力が約50トンも増す。 

ワンルーム20戸  29.30㎡~47.20㎡(周辺及び従来型よりも2倍以上の広さ)

セキュリティ 防犯カメラ7台(共用部常時録画)・カラーモニター付きインターホン・サムターン回対応キー・エレベーターオートロック機能・防犯カメラ付き・玄関ディンプルキーWロック・耐ピッキングシリンダーキー、エレベータースイッチ・ エントランスの集合玄関キーはICチップ内蔵の非接触キーで解錠

トリプルオートシステム エントランスにオートロック設備を設置、来訪者はエントランスに設けられた集合インターホンで訪問先部屋番号を呼び出します。入居者は来訪者を映像で確認して開錠します。また、住戸からの応答がないとエレベーターは動きません。

おもな設備  ユニットバス(ファミリー用の広い浴槽) 浴室暖房換気乾燥機 ウォッシュレット 照明器具付き(シーリングライ・スポットライト) システム2口ガスキッチン